旅とアロマ

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五感で楽しむ旅とアロマ

エコノミークラスの快適性くらべ ~カタール航空 vs JAL~

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ドア付きのビジネスクラス・Qsuiteや食事が自分好みにカスタマイズできるカタール航空(QR) 。英国の格付け会社スカイトラックスの2019年のビジネスクラスの評価は1位でした。では、エコノミークラスは?今回、QRと日本航空(JL) のエコノミークラスに乗って比べてみました。どちらも6時間ほどの中距離フライトです。

※あくまでも個人の感想です。

※追記しました。

カタール航空

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今回乗った機材は、A350。大好きな飛行機です。

-客室内

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新しい飛行機のようで、機内は明るく清潔です。ちなみにビジネスクラスは2-2-2の配列で、QR本家の機内インテリアとは違います。客室乗務員はQRの乗務員なので、変な感じです。

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エコノミークラスは、3-3-3。座席の幅は、ANAのエコノミークラスと同じくらい狭いです。

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特に、アームレスト(ひじ掛け)にビックリ!今まで見た中でも一番幅が狭いかもしれません。ペアシートとしてはいいかもしれませんが・・・。

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最前方は、十分に足を伸ばすスペースがあります。

ちなみに、3-3-3-の真ん中の3席は、機首に向かって左側(Lサイド)からD/E/Gです。上の写真にちょこっと写っているのはEとGの間のアームレストですが、こちらの方が少し幅が広かったです。

QRは、自社の最上級会員でも事前に最前方の座席が予約できません。空いていても、すすめてくれません。この時は、チェックインカウンターで空席を確認して、変更してもらいましたが、上の人の確認が必要とかで少し待ちました。

どいやら、QRがお客様として大切に扱うのは、自社の最上級会員ではなく、ビジネスクラス以上の乗客のようです(これがQRの会員を辞めた理由の一つです)。

離陸前、通路を挟んだ隣(16H)の乗客には責任者が丁寧に挨拶してました。話しているのを聞くと、元QRの社員だそうです( ゚Д゚)。

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テレビモニターは、ボタンを押して出します。造りは悪く、モニターがうまく固定できませんでした。

-機内食

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離陸後、食事サービスが始まりました。座席は16D/E/Gが一番前で、少し後ろの位置に、窓側席の16A/B/Cと、16H・J/Kがあります。なので、Lサイドは、一番前になる16D/Eが先にサビ―スされ、その後16A/B/Cに移っていました。

しかし、私の側は、まず16K/J/Hの順にサービスされました。そして、少し戻って私のところがサービスされます。なんだか、あまりいい気持がしません。

トリップアドバイザーにも、「エコノミークラスでは差別された」とのコメントが目立ちましたが、

これがそうなのか!?

以前もミュンヘンの空港でビジネスクラス搭乗時も「本当にビジネスクラスなの?」と言われ、20kgにも満たない小さなリモワを「大きすぎするので、貨物室に預けるよう」指示されました。

隣のいっぱい荷物をもったお金持ち風のアラブ人には何も言わないのに・・・。アジア人蔑視(怒)。それ以来、しばらくカタール航空(特にミュンヘン発着)は利用しませんでした。Qsuiteができて戻りましたが・・・。

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はい、食事も、周囲の人を配り終え一番あとです。1回カートを後ろに押した後に戻ってきます。だた、一番目なので選択肢がなくなりはしませんでしたが。

赤ワインを頼んだらボトルでのサービスだったので、お代わりなんて贅沢は言えません。サービスもとても遅くて、1回通り過ぎたらしばらくは放置されます。でも、私がムッとしていたのが分かったのか、ワインはなみなみと注いでくれました(笑)。

-ヘッドフォン

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画面が固定されないので、映画を見るのを諦め、寝ることにしました。しかし、隣の人のヘッドフォンからの音漏れがひどいので、ヘッドフォンを耳栓代わりに付けて休むことにしました。耳栓としての効果は高く、到着まで休めました。意外な使い道を見つけたのでした(笑)。

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QR便なのにLATAM塗装の飛行機。少し遅れてドーハに到着しました。オープンスポットです。A350はエコノミークラスが多いので、前後に階段が設置され、両方から降りることができました。これは良かったですね。

ただし、バスのが2台しか来ず、全員乗れず待つことになりますが・・・。

-空港ラウンジ@ドーハ

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エコノミークラスのチケットだと、自社の上級会員でも、豪華なアル・ムルジャン・ビジネスクラスラウンジ(AL MOURJAN BUSINESS LOUNGE)には入れません。ビジネスクラスでもアップグレード時は、オリジナルのチケットに準じます。

運用が変わったかしら?とアル・ムルジャン・ビジネスクラスラウンジに行ってみましたが、「ワンワールド専用のラウンジへ行け」と冷たくあしらわれました。

ワンワールド・エメラルド会員が利用できる専用のラウンジは、「First Class Lounge」と書かれていますが、中は狭くて、このときは空席を探すのにも苦労しました。アル・ムルジャン・ビジネスクラスラウンジとは雲泥の差です。

豪華なアル・ムルジャンの様子はこちらでどうぞ

www.monteverde-aroma.com

 

心なしか、受付のスタッフもぶっきらぼうで、アル・ムルジャン・ビジネスクラスラウンジのような、ウェルカム感はありません。気のせいでしょうか?悪い方に考えが傾いていきます。

シャワーもありますが2つだけです。ドライヤーはスタッフに声掛けして借ります。さすがにアメニティだけはどのラウンジも共通です。

ただ、掃除係の女性にQRの女性スタッフがとても偉そうにしていたのが、見ていて心地いいモノではありませんでした。ドライヤーを持ってきてくれた清掃スタッフはとても優しかったので、余計にそう感じてしまいました。

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食べるモノも少なめですが、スープが美味しかったです。豪華なラウンジを知らないのならここでも十分かもしれませんが、いろいろ残念なQRエコノミークラスの旅でした。

しかし・・・ 

カタール航空は2019年10月16日(水)、ドーハ・ハマド国際空港の「アル・サファ ファーストクラスラウンジ」を、マイレージプログラム「プリヴィレッジクラブ」のプラチナ会員に開放したと発表しました。 これまでプラチナ会員は、搭乗クラスによってアクセスできるラウンジのみ利用できましたが、今回のサービス向上により、プラチナ会員がカタール航空またはワンワールド加盟航空会社のビジネスクラスに搭乗する際も「アル・サファ」で、アラカルト式のダイニング、ビジネス設備、スパなど、5ツ星の体験を楽しむことができます。https://flyteam.jp/news/article/116545

10月16日以降運用が変わったようです。でも、もう 「プリヴィレッジクラブ」から移行するので関係ありませんが・・・。

JAL

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帰国のバンコクからはJALです。JALのラウンジは混んでいそうだったので、大好きなキャセイのラウンジにしました。空いていてほぼ貸し切り!搭乗前にゆっくり寛げました。

-機内の様子

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機材はB777-200。JALだと空席があれば、他社の上級会員でも最前方を事前に予約できます。しかし、JGPやワンワールド・エメラルド会員の多いJAL、この便では空席がなかったので、通路側にしました。周囲は、JGPやエメラルド会員ばかりでした(笑)。

座席の幅は、QRよりはるかに広かったです。

座席が広く感じた理由は、モニターを操作するコントロールユニットが、画面の下にあること!でした。こうしたちょっとした工夫がスペースを作っているのですね。

さらに、隣の方が旅慣れたJGPの方だったからか、アームレストの奪い合いもなく(笑) とても快適に過ごせました。

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唯一残念だったヘッドフォン。この便で映画を見ていたので、隣の方の音漏れに気づかなかったですが、やっぱり仕様は同じのようでした。

JALでは、エコノミークラスの場合、自社のJGPの旅客にも挨拶はないのですね。

-機内食

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豚丼とチキン焼きそばのチョイスでした。バンコクの屋台で食べる味のようでした(好きな味という意味です・笑)が、冷やしうどんは美味しくなかったです。

丁寧にサービスされていましたが、QRのように行ったきり帰ってこない状況ではなく、飲み物のお代わりももらえます。

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楽しみにしていたハーゲンダッツ(バニラ)。カチカチです。でも、カチカチのバニラアイスにコーヒーをかけていただくのが好きなので、私にはちょうど良かったです。

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到着前には、ペストリーと飲み物の持ち回りサービスがありました。

QR便では到着前に寝ていたので、スナックサービスがあったかどうか分かりません。

JALでは、お休みの方の座席番号を控えて、起きられたら声がけをされていました。落ち着いたシニアの方(でも私より若い・笑)が担当でしたが、エコノミークラスでここまで丁寧なサービスは初めて見ました。担当された方の技量が高かったのでしょうね。

他の方の評価

ここで、スカイトラックスで競い合っている航空会社を、スカイトラックス以外での評価でも見てみることにしました。

エイビーロード

【2019年版】航空会社(エアライン)ランキング 機内サービス部門|海外旅行情報 エイビーロード によると、機内サービス満足度ライキングは、以下です。

① 全日本空輸(4.25)

② シンガポール航空(4.15)

③ 日本航空(4.14) 

④ ニュージーランド航空(4.08)

⑤ エミレーツ航空(3.99)

 

*満足度ポイントは、満足である(+5)、どちらかといえば満足である(+4)、どちらともいえない(+3)、どちらかといえば不満である(+2)、不満である(+1)として算出した加重平均値。

ちなみに、総合満足度の1位から3位(NHとJLが同率2位)も一緒でした。中でも、満足度の回答割合では「どちらかといえば不満」「不満」という不満足回答が、TOP20ではJALとシンガポール航空のみ2項目ともゼロだったようです。

エイビーロードは日本人による評価が入るので、NHとJLが上位に来るのは理解できるのですが、その中で1位を取るSQは素晴らしいと思います。ちなみに、カタール航空(3.93)で8位でした。

トリップアドバイザー

以下は、トリップアドバイザーでの評価です。

     QR    SQ    NH    JL

とても良い

15,292 13,555   4,858   4,477
良い   6,472   5,475   2.967   2,739
普通   2,277   2,074    908    671

悪い

  1,028   795    327    193
とても悪い   1,863    752    284    196

(2019年10月現在)

エイビーロードの上位3社とQRを加えた4社を比較してみました。QRは、全体数に対する「悪い」と「とても悪い」の割合が10%を超えているのが特徴的です。一方、SQは6.8%、NHは6.5%、JLは4.7%という結果になりました。つまり、QRは「とても良い」、「良い」と高い満足感を示す層が多い反面、「とても悪い」の割合が他の航空会社よりも突出して多いことが分かりました。特に「とても悪い」が多いのにはビックリしました。その理由として「遅延」「差別」という単語が多く見られました。

全体数が異なり、今までの積算数による評価なので、4社を単純に比較することはできないのですが、エイビーロードで評価が高かった3社が、トリップアドバイザーでも高い評価を得ていると言えるのではないかとも考えます。

参考サイト: 

https://www.tripadvisor.jp/Airline_Review-d8729021-Reviews-ANA-All-Nippon-Airways

https://www.tripadvisor.jp/Airline_Review-d8729134-Reviews-Qatar-Airways

https://www.tripadvisor.jp/Airline_Review-d8729151-Reviews-Singapore-Airlines

https://www.tripadvisor.jp/Airline_Review-d8729095-Reviews-Japan-Airlines-JAL

まとめ

今回利用したエコノミークラスだけで判断すると、フライトのの快適度は断然JAL!でした。JAL便で担当してくれた乗務員の方の対応が丁寧で心地よかったことと、座席の快適性が大きな理由です。どちらの便も満席でしたが、JALの方がテキパキしていて、食事が終わった後も常に見えるところに誰かがいてくれたので、ものを頼みやすかったです。

1回だけのフライトでの比較でしたが、他の評価とも合わせてみてみて、納得できる結果だったような気がします。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。