旅とアロマ

旅とアロマ

五感で楽しむ旅とアロマテラピー

空港ラウンジの香りを楽しむ ~ANAオリジナル・アロマ~

今週のお題「リラックス」

「アロマと一緒の旅」を原点にブログを始めて1年が経ちました。旅の始まりのリラックスの空港ラウンジ。いつもお世話になっている場所を「アロマ」というちょっと変わった視点で見てみました。お付き合いいただけますと嬉しいです^^

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アロマ

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https://www.photo-ac.com/

アロマとは、植物が、虫や有害物質などの危険から身を守るために放出している芳香成分です。

植物(花・葉・枝・樹皮など)から抽出した物質を「精油」と言い、この精油を利用して行う健康管理や芳香療法をアロマテラピーと言います。

ANAとJALの空港ラウンジに取り入れられているアロマは、ちょっと印象が違うようですが、どちらも、ちょっと懐かしさを感じる木の香りがします。

精油のつくり方

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柑橘類の精油は、果実を圧縮して抽出することが多いのですが、マツやヒノキなど木の精油は、木部や枝、葉の部位に分けて、水蒸気蒸留にかけます。

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水蒸気蒸留法とは、原料になる植物を入れた蒸留釜に水蒸気を通し、その植物の芳香成分が混じった蒸気を冷やして、精油を取り出す方法です。

芳香分子は水よりも比重が軽く(なかには水より重いものもあります)水には溶けないものが多いため、精油と精油成分を微量に含んだ水(ハーブウォーター)の2層に分けることができます。

植物の種類と精油量

水蒸気蒸留の場合、1㎏の精油を抽出するために必要な植物の量は、

  • ローズ(ダマスケナ):4000㎏
  • 真正ラベンダー:160㎏
  • クローブ:7㎏

精油瓶からの1滴が0.05mlなので、ローズの精油1滴=花びら200g

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バラ農場で摘んできた、ダマスク・ローズの花びら、この写真の量(右上)で300g。精油の1滴半にしかなりません・・・。精油がいかに希少なのかを実感した研修でした。

公共の場でのアロマ

最近では、デパートや会社のエントランスでもオリジナルのアロマを香らせる場所も増えてきました。なんとなくいい香りには、様々な期待される効能が隠されています。

いつもお世話になっている空港のラウンジのアロマは、どんな効能があるのか?

精油は、同じ植物でも、生育地や気象条件、植物の状態などによって成分や香りが異なることもありますので、あくまでも過程ですが、航空会社オリジナル・アロマにはどんな効果が隠されているのか?分析したいと思います。

ANAオリジナル・アロマ

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ANAショッピングA-styleより

ANAラウンジに入ると香ってくるのは、リラックスするというよりは、旅立つ前の爽快な気持ちを引き立ててくれるクールな香りです。その内容は、

  • 和歌山県高野山の高野槇(こうやまき)
  • 奈良県の吉野大峰山からは吉野檜(よしのひのき)
  • ミント(海外産)
  • ローズマリー(海外産)
  • その他

合計12種類のオリジナル・ブレンドとなっていました。ちょっと珍しい「こうやまき」について調べてみました。

高野槇(こうやまき)

世界遺産に登録されている、和歌山県の真言宗の総本山、高野山の周辺に多く生育している日本特産の常緑樹で、別名「本槇(ほんまき)」とも呼ばれています。

 学名・科名:Sciadopitys verticillata コウヤマキ科

 抽出部位:枝・葉

 成分:α-ピネン、リモネン、ミルセン、β-カリオフィレン、セドロール、セドレンなど

 注意事項

  • 妊娠中・授乳中の方、小さいお子さんへの使用は避けましょう。
  • 高濃度での使用は皮膚を刺激する場合があるため肌の弱い方は使用に注意が必要です。

出所:https://d-nagaya.com/aroma/post-2869/

ー アロマの効能

「こうやまき(以下、コウヤマキ)」の香りは、好き嫌いの少ないウッディー系。以下、主な成分を調べてみました。

成分 効能(作用)
αピネン 強壮作用
リモネン 肝臓強壮・腎臓刺激・蠕動運動促進
セドロール リンパ強壮・静脈強壮・うっ滞除去
セドレン リンパ強壮、静脈強壮・うっ滞除去

(NARD JAPANナード・アロマテラピー協会より)

精油の主成分にある「α-ピネン」には、強壮作用があるので、血行促進と合わせて肉体面の疲労回復を促す働きも期待できます。さらに、「αピネン」と「リモネン」は、モノテルペン炭化水素という芳香成分類に属し、どちらも抗ウィルスや抗菌作用があるとされています。

また、コウヤマキには、ヒノキと同様の森林効果があると言われています。森林効果とは、森林を歩くことで、元気すぎる人は落ち着きを取り戻し、元気がない人は気分を高めてくれる、つまり、体をニュートラルな状態にしてくれる効果です。

海外産のミントやローズマリーは、効能が違う複数の種類があるので、特定できませんでしたが、香りから判断するに、スッキリさせる効果がより強くなるようにブレンドされているのではないかと思いました。

point

精神的な緊張やストレスが多いなぁと感じる出発前、心と体の両方を元気にしてくれるかも!

香りを体験できる場所

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ANAオリジナル・アロマは、ラウンジ以外の場所でも体験できます。

 チェックインカウンター:

 羽田SUITE・羽田プレミアム(国内線)

 成田SUITE(国際線)

 空港内ANAラウンジ

 14カ所(国内線)

 羽田・成田・関西(国際線)

 アロマカード配布(ファースト、ビジネスクラス)

 機内サービスのおしぼり

  化粧室内ハンドソープ(一部機材を除き、2017年10月中旬より順次導入。)

https://www.ana.co.jp/ja/jp/serviceinfo/share/aroma/

ANAのいいところ、ANAショッピングやAmazonで購入して、旅先でも楽しめます

 

精油の基礎知識については、こちらをご覧ください 

www.monteverde-aroma.com

機内持ち込み時の注意

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液体物の持ち込みについて(国際線) | 成田国際空港

 
国際線に乗るときの注意事項の一つに、機内へ持ち込むことができる「液体類」の制限があります。キャリアオイルや精油は液体類になので、機内に持ち込むときは100ml以下になるように注意します。

まとめ

この記事を書く時、以前に頂いていたアロマカードを使ってみました。最初はウッディな香りが強いのですが、時間が経つにつれレモンに似た爽やかな香りが前にでてきて、頭がすっきりする感じです。元気になりながらリラックスできる香りのような気がします。次回、ANAのフライトでお出かけのとき、カウンターやラウンジ、もしくは機内のおしぼりで香りを試してくださいね。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

*このページの内容は、大学での授業を基に構成しています。病気などに効果があることを保証する訳ではないことをご了承下さい。
*心身の状態がすぐれないときは、精油に頼ることなく、すみやかに医師の診断を受けるようにしてください。