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【ANA】 世界一周旅行のつくり方 ~マイルと特典航空券のルール~

 2019/06/17

世界一周というと、全ての大陸を何ヵ月もかけて何十ヵ国も周るという昔見た映画のイメージがありましたが、スターアライアンスの世界一周特典航空券を使う場合は、10日あれば発券可能でした。どのようにマイルを貯めたのか、そして、旅程の組む時に注意したことについて、忘却禄も兼ねてまとめてみました。

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*追記:2019年4月、燃油サーチャージが下がったので、日程を一部変更して発券し直しました。

18,500マイルからの世界一周

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去年、スターアライアンスの世界一周航空券(Round The World;RTW)を購入し、その時のマイルをもとに、次の年に世界一周の特典航空券を発券することにしました。

世界一周特典航空券を使うときは、旅程の距離(マイレージ)*1の合計によって旅程必要マイルが決まります。その際、基準になるのが下の表です。

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https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/tukau/award/tk/zone.html

私は、赤で囲んだ115,000ANAマイルを目指すことにしました。

旅程のマイレージ数

まずは、高緯度の都市を選んで、おおまかに全旅程のマイレージを計算してみます。使ったのは、スターアライアンスの Book&FLY というツールです。

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「東京→トロント→フランクフルト→香港→東京」だと、全旅程が17,892マイレージとなり、「必要マイル数の表」と照らし合わせると、105,000のANAマイルが必要です。

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今回、バンコクに絶対行きたかったので、上の旅程の「香港」を「バンコク」に変えてみると、全旅程は、18,834マイレージとなってしまいました。私の旅程だと18,000~20,000マイレージになると仮定すると、115,000(「必要マイル数の表」の赤で囲んだ部分)のANAマイルが必要です。

Book&FLYの使い方など、有償チケットでの世界一周についてははこちらをどうぞ   

www.monteverde-aroma.com

 

96,500マイルの貯め方

世界一周航空券を買う前、私が貯めていたANAマイルは、18,500。今回目指す世界一周特典航空券に必要なマイルは、115,000マイル。あと、96,500マイル必要です(笑)。足りない分は、以下の2つの方法で貯めました。

- 有償航空券からのマイル

購入した世界一周航空券(ビジネスクラス)で獲得したマイルは、42,250。その旅行に付け足しで購入した分(エコノミークラス)のマイルは、1,043。つまり、昨年、世界一周航空券を買って貯まったマイルは、43,293となります。

それまでに持ってたマイル(18,500)と合わせて、61,793になりました。 

- クレジットカード・ポイント移行

さらに、クレジットカードのダイナースに貯まっていた無期限のポイントの中から、54,000を、ANAの54,000マイルに移行(移行料6,000円)しました。

これで、合計115,793マイルとなり、発券することができるようになりました。

*2018年12月21日申請分から移行上限は、40,000マイル/年に減ります。

 

アメックス・スカイトラベラー

私は、ダイナースカードのポイントを移行させたのですが、アメックススカイトラベラー・プレミア(年会費35,000円+消費税)で世界一周航空券を購入して獲得できるポイントもANAマイルに移行することができます。

入会で5,000ポイント+世界一周航空券(78万円)分で獲得できるのは、39,000ポイントです。対象航空会社での航空券購入は、ポイントが5倍になるので、1年間集中してカードを使えば、あっという間に足りないマイルを貯めることができます。

*移行には、「メンバーシップ・リワード ANAコース」への登録(年間参加費5,000円+消費税/2年目以降自動更新)が必要です。

世界一周航空券を買う前に、アメックスのSPGカードと迷いましたが、マイルだけを貯めたい場合は、スカイトラベラー・プレミアムがおすすめです。

詳しいことはこちらでご覧くださいね  

www.monteverde-aroma.com

特典航空券の6つのルール

ダイナースカードからは2営業日後に無事で移行され、必要マイルが貯まりました。

次は、旅程を作ります。特典航空券での発券には、以下のようなルールがあります。

利用条件 世界一周の旅程のみ、全旅程の距離(区間基本マイレージの合計。地上交通区間は移動マイルとして計算に含めません。)に応じて必要マイル数を算出します。太平洋、大西洋を1回ずつ飛行機を利用して横断する必要があります。ルートは東回り、あるいは西回りのどちらかで逆回りはできません。出発地と最終帰着地の間で最大8回の途中降機が可能です。(ただし欧州での途中降機は3回まで、日本国内での途中降機は4回までです。)また、出発国に戻る最後の国際線搭乗は、最初の国際線搭乗から10日目以降になります。旅程は最大12フライト区間に加え、最大4区間の「地上移動・同じ都市での異なる空港間移動」が可能です。https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/tukau/award/tk/zone.html

 

なんかややこしい?なので、項目ごとに分けて詳しく見ていきたいと思います。

1. 基本マイレージの合計

世界一周のチケットを有償と特典航空券で発券する際の大きな違いは、マイレージの計算の仕方です。有償の場合は、地上交通区間も移動マイレージとして加算されてしまうのですが、特典航空券では加算されません。

 

オープンジョーを活用する

日本   パリ   ロンドン   日本

上のように、旅行の途中で電車移動などを挟み、航空券の現地到着地と次の出発地が異なるものを「オープンジョー(英: open-jaw)」といいます。 

旅程をオープンジョーで組むと、自由度が高まり、やり方によっては全旅程のマイレージを節約することができます。 このオープンジョーは、最大4区間組み込むことができます。

 

出発した国に戻ってくる

世界一周特典航空券のルートは、最初に出発する国に戻って来る必要があります。ただし、国が同じであれば出発と帰着の都市は異なっても大丈夫です。

例えば、羽田空港(東京)から出発して、関西国際空港に帰着することもできます(同じ日本に帰国しても到着地と出発地が違うため、これもオープンジョーとなります)。

東京   パリ   ロンドン   香港   関空

出発国は自由に選べますので、韓国や台湾を発着される方もいらっしゃるようですね。ただし、出発した国に戻ることが前提です。

 

2. 太平洋と大西洋の横断

太平洋、大西洋を1回ずつ飛行機を利用して横断する必要があります。東回りにするか西回りにするかは自由で、一筆書きの要領です。実際に予約する時、大西洋を渡る区間の特典航空券が一番取りにくかったので、この区間を先に決めて旅程を決めてもいいかもしれません。

 

3. 最大8回までの途中降機

「最大8回までの途中降機」とは、飛行機を降りて、8カ所ゆっくり宿泊しながら回れるという意味です。旅程の途中で飛行機を降りる方法は、「途中降機(ストップオーバー)」と「乗り換え」の2種類の方法があります。

  • 途中降機:同一都市に24時間以上の滞在
  • 乗り換え:同一都市に24時間以内の滞在

欧州での途中降機は3回まで、日本国内での途中降機は4回までです。この途中降機のルールがあるため、1枚の航空券で何か国も訪問できるのです。

 

日本国内での途中降機は4回

これは、海外に出発前と帰国後に、途中降機( [数字] で示した部分 )しながらANA国内線で国内旅行も楽しめるということです。全旅程19,297mileで、東京(羽田/成田)→那覇[1]→羽田[2]→トロント→フランクフルト→羽田[3]→千歳[4]→東京(羽田/成田)という旅程も組めます。これって凄いですね!

ただし、大阪→羽田→成田→香港といった旅程を組んだ場合、同じ東京地区にある「羽田空港」から「成田空港」への移動は、1区間とカウントされてしまいます(地上交通区間は、マイルカウントされません)ので、ご注意ください。

 

乗り換え

ちょっと立ち寄る場合は「乗り換え」を活用することができます。24時間以内であれば、いったん入国して市内観光をすることもできます。

例えば、カナダのトロントに早朝8時に到着した後、市内観光を楽しんで、夜8時の便でミラノ便に乗る場合、「乗り換え」扱いとなり、「途中降機」の最大8回の制限にカウントされません。

また、同一航空券で「乗り換え」の場合、貨物室への預け入れ荷物は、最初の出発地から最終目的まで運ばれるので、「乗り換え」の空港で引き取る必要はなく、手ぶらで観光することができます。また「乗り換え」を利用すると、出発地の空港使用料を節約することもできます。

 

「経由便」とは?

例えば、バンコク→東京と進む場合に、一度香港を経由するような便もあります。この場合、便名が変わらなければ「経由便」、便名が変わると「乗り換え」となります。経由だと飛行機を降りて観光などすることはできませんが、2フライト飛んでも1フライトの区間として計算されます。

 

4. 旅程は10日以上

出発国に戻る最後の国際線搭乗は、最初の国際線搭乗から10日目以降になります。今回、ほぼ1年前に予約しましたが「特典航空券の空席ありき」の計画になるので、自分の予定と照らし合わせながら、空席を探すのが一番難しかったです。

 

5. 予約は電話のみ

ANAマイレージクラブ・サービスセンターへ電話して予約します(手数料は、2,160円)。去年、一般会員だった時は、ANAカードの裏に書かれているサービスデスク(フリーダイヤル)にしましたが、今年は「プラチナサービス・デスク」で予約できました(^^)。当然のことながら、有償の航空券に比べて、予約は取りにくかったです。

【サービスメニュー/受付時間】

  • 国内線一般・特典予約(【1】を選択)6:30~22:00(年中無休)
  • 国際線一般・特典予約(【2】を選択)24時間
  • マイレージサービスお問い合わせ(【3】を選択)

    月~金:9:00~19:00 土:9:00~17:00/日・祝・年始休

    音声自動応答サービス(24時間受付)

お問い合わせ | ANAマイレージクラブより。 

 

6. 予約の変更とキャンセル

特典航空券の発券後は、航空会社の変更、ルートや座席クラスの変更はできません。ただし以下の変更は可能です。

  • 同じ航空会社で同じルート同じ座席クラスで日程だけの変更
  • 空席がなくダウングレードして予約していた場合

今回、1区間だけビジネスクラスの空席がなかったので、エコノミークラスで抑えました。直前になってビジネスクラスに空きが出たので、予約し直しました。その場合、変更した時点でのサーチャージ等が適応されますので、費用の増減があります。

私は、プラチナ会員になって変更したので、変更手数料はかかりませんでした。また、旅行開始までであれば、3,000マイルでキャンセル可能です。

発券は、原則、予約完了後すぐですが、航空会社からのリクエストがない限り、お願いすれば少し猶予をいただけます。大きな決断ですものね。私の場合、ANA・エアカナダ・タイ国際航空で組んでいたため、発券期日は72時間後でした。

 

まとめ

上記は、2018年7月に、Book&Flyを使ったり、ANAの公式HPを見たり、ANAマイレージセンターに確認したりしたことをもとにしています。公式ホームページには書かれてない内容も含まれており、ルールが急に変更することもありますので、ご自身が発券する際にも必ず確認なさってください。

発券後、燃油サーチャージ・空港税・航空保険料を計算してもらいました。途中降機が少ないからか(?)かかった費用は、30,870円、思っていたより安く済みました。 

 

 

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*1:特典航空券に必要なマイル数と区別するため、マイレージとします。