旅とアロマ

旅とアロマ

五感で楽しむ旅とアロマテラピー

ドバイのお土産「メントールクリスタル」

お題「マイブーム」

 

ドバイ旅行の時、スパイススーク(市場)ですすめられた「メントールクリスタル」。一カケをデスクのそばにおいてPC作業で疲れたときの癒し。もっといろいろ使い方があるみたいなので、調べてまとめてみました。

f:id:monteverde-aroma:20180606075457j:plain

https://www.photo-ac.com/

ドバイで見つけたメントールクリスタル

f:id:monteverde-aroma:20180606123140j:plain

ツアーの途中に立ち寄ったスパイスのお店。シナモンや岩塩など、所狭しと並んでいます。その中、お店の中で高級品ぽく扱われていたメントールクリスタル。きれいな結晶です。

f:id:monteverde-aroma:20180606075503j:plain

50gが5ドル(500円位)と日本の値段と同じくらいでした。スークでは、USドルをそのまま使えるお店もありました。両替もしてくれましたよ。

f:id:monteverde-aroma:20180606123613j:plain

使い方を教えてもらいました。ドバイでは、木製の噴霧器(茶色の容器)の中に火をつけたチャコール(Charcoal:炭)を入れ、その上に直接メントールクリスタルを乗せた後蓋をして、煙らせるそうです。使用時の注意事項は、

(煙を顔に近づける時は)目を閉じてください。

目を閉じて香ると、ハッカのスーッとする香りがしてきました。メントールクリスタル…、ハッカではないのか?ペパーミント?細かいことが気になり始めました(笑)。

ハッカとペパーミントの違い

ハッカ(薄荷)は全世界で栽培される多品種のハーブ「Mint (ミント)」の一種です。日本産のミントを和種のハッカといい、そのハッカから抽出された精油をハッカ油といいます。西洋のミントより葉の色が濃く、鋭いスッキリ感のある香りが特徴です。

和種のハッカは、ハッカ脳と呼ばれる主成分が、ハッカ草の中で最も多く(65~85%)含有し、メントフランを含まないことでペパーミントとは区別されています。ハッカの種類|株式会社北見ハッカ通商

アロマ仲間から「ペパーミントからは結晶ができなかった」と聞いたので、ドバイで買ったものも日本のハッカに由来するものだったのかもしれません・・・。

 

和種ハッカ(Japanesemint)

 学名:Mentha arvensis L

 主成分:L(-)MentholL(エル-メントール) 65~85%

 主原産地:インド・北米・ブラジル・ヨーロッパ・日本

       http://www.hakka.be/knowledge/species.html

 科名:シソ科

 抽出部位(方法):葉(水蒸気蒸留法) 

引用はこちら 

 

メントールクリスタル(ハッカ脳)

メントールクリスタルは日本にもあります。というか、日本の方がオリジナルっぽいですが。その名が「ハッカ脳」。とは、ハッカの油分に含まれる結晶分(脳分)のことだそうです。ハッカ脳とは、和種のハッカから得られたハッカ精油の中にある「L(エル)-メントール」99%で構成される結晶のことです。

 

L-メントールの効果

L-メントール(メントールクリスタル・ハッカ脳)の特徴を一言でいうなら、ひんやり成分です。日本では昔から、L-メントールを主成分とするハッカ油を、首筋に塗ったり入浴剤としてお風呂に入れたりして、涼を取るために利用してきました。しかし、L-メントール自体が身体を冷やしているわけではありません。

 

冷却作用

L-メントールの冷感作用は神経に直接作用するもので、実際に温度が下がるわけではありません。低温を感じる蛋白質(冷感受容体)にL-メントールを作用させると、温度を下げた時と同じ応答を示すのです。長岡実業株式会社:ミント:・-メントール

 

「涼しく感じるけど、血流量は減らず、普段どおり汗はかくので体内に熱はこもらない」という面白い研究報告もあります。

「寒冷刺激時の皮膚血管収縮反応における皮膚冷受容体機能の解析」

 

神経への作用の他、防虫・忌避効果、抗炎症作用、抗菌効果などがあるそうです。

ハッカ油かハッカ脳か?

最近よく見かける、北海道のハッカ油。こちらも簡単にスプレーなどが作れます。ハッカ脳では若干弱く感じる虫よけにはこちらを使ってみようかと思っています。

www.hakkayu.jp

ハッカとペパーミント精油

ハッカや西洋のペパーミントの精油には、ケトン類の「ℓ(エル)*1 -メントン」という成分を含んでいます。ℓ-メントンには、胆汁分泌促進作用(食べ物の消化を助けてくれます)がありますが、使用を控えた方がいい人もいます。

  • 3歳未満の乳幼児
  • 妊婦・授乳中の産婦さんや、神経系統の弱い方、てんかんの持病を持っている人

また、3歳以上の幼児でも、長時間・継続的・広範囲に多様の使用は避け、低濃度で注意して使用することがすすめられている精油です。

(引用)NARD JAPAN ケモタイプ精油小辞典Vol.3,pp53-54より

なので、家族全員が使えるハッカ脳でスプレーを作ることにしてみました。

 

注意事項

しかし、「自然のもの≠すべての人に安全なもの」なので、L-メントールにも注意事項もあります。以下にまとめてみました。

  • L-メントールには刺激作用があるため、目や目の周囲、粘膜に付着しないように注意してください。
  • 万一目に入った場合には、すぐに水又はぬるま湯で洗ってください。なお、症状が重い場合には、眼科医の診療を受けてください。 
  • マッサージに使うときは広範囲には使用しないでください。

メントールクリスタルの用途

f:id:monteverde-aroma:20180606075510j:plain

ハッカ油と同じく、メントールクリスタル(ハッカ脳)でスプレーを作れば、用途は様々に広がります(以下、ハッカ脳とします)。

  1. 芳香剤
  2. お掃除用スプレー
  3. 消臭
  4. 暑さ対策 入浴剤
  5. シャンプーやボディソープに入れる、などなど・・・。

スプレーの作り方

f:id:monteverde-aroma:20180606075417j:image
ハッカ脳は精油から生まれた結晶なので、液体になれば油、つまり、そのままでは水には溶けません。まずは、ハッカ脳を無水エタノールで溶かして使用します。

用意するもの

 

 
 
作り方
  1. ガラス容器(50ml)にハッカ脳(1、2カケ)を入れ、無水エタノール(5ml)を加えて溶かす。  
  2. 1で作ったハッカ液をガラス容器に入れ、水(45ml)を加えてよく振る。

*直接肌につける場合は精製水の方がいいのですが、お掃除や空気清浄に使う場合は水道水で大丈夫です。

スプレーの使い方

一番よく使うのは、お掃除のあとの消臭・抗菌対策です。生ごみ受けや排水溝、シンク周り、お手洗いの中など、清潔にしておきたいところは、お掃除の最後にスプレーしておきます。ハッカ脳は少量なら飲用可能なので、食器についても大丈夫です。

靴箱には、無水エタノール(5ml)に少し濃いめにハッカ脳(5カケくらい)を溶かして、重曹に混ぜたものを入れておくと、消臭効果抜群です!

f:id:monteverde-aroma:20180607143329j:image

ハッカ脳を無水エタノールに溶かし、あえて冷水で希釈してみました 。すると、溶けたはずのハッカ脳が少し固形となって浮かんできました。これを、暑い日、仕事場のPCのそばに置いて、疲れたときに目を閉じて香って、ふーっと一息。ただいま私のお気に入りの使い方です。この液体は、夜お風呂に入浴剤として入れると二度使いできます。

まとめ

梅雨の時期から夏にかけてのお掃除や、PC作業で疲れたときの気分転換に、ハッカ脳はとても重宝します。そして、暑い国への旅行にも活躍しそうです。

香りを楽しんで、体感的に涼しく感じても、水を飲まなくていいというものではありません。熱中症にならないよう、水分や塩分の補給も意識しながらハッカ脳を生活に取り入れてみてくださいね。 

 

 

 

*1:記事中のLとℓは同じことを意味しています。違いは引用元の記載によります。