旅とアロマ

旅とアロマ

五感で楽しむ旅とアロマテラピー

飛行機の旅行でむくみを解消するために

「飛行機に乗ると足がむくむ…」

「機内の乾燥でお肌がバリバリ…」

「時差で頭がボーっとしてる…」


大好きな旅での悩み事。なんとか手軽に解消できないものか!?と、精油やアロマオイルの力を借りていろいろ試しています。今回は「むくみ解消」について考えてみました。同じお悩みを持つ方のお役にたちますように。

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足のむくみ

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飛行機を降りる時に靴を履こうとしたら・・・靴がきつくなった!という経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。血液やリンパの流れで吸収されるはずの水分が、吸収されずに細胞の間に溜まってしまっている状態がむくみです。特に、心臓からいちばん遠い脚は重力の関係で水分がたまりやすく、長時間同じ姿勢でいるとむくみやすくなるのです。

機内はむくみやすい? 

飛行機が離陸して巡航高度に達すると「ベルト着用サイン」が消えます。長距離国際線の場合、その時の高度は10,000メートル以上です*1。機内が機外と同じ状態では息ができません。そのため、飛行機が飛んでいるときは、機内を地上と近い気圧に保つために、圧力が加えられています。

海抜2500mの気圧

飛行機の機内は、0.8気圧*2になるように設計されています。これは、海抜2,500メートル前後、富士登山の5合め辺り*3と似た環境です。この圧力のせいで血流が悪くなり、むくみが起こりやすくなります。

機内での工夫

飛行機を降りた後のむくみを軽くするための機内でできる工夫があります。

 

やわらかい素材の洋服

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狭い機内で少しでも楽に過ごすよう、身体をしめつけないお洋服で飛行機に乗ってみませんか。飛行機によっては、お手洗いに着替えるためのスペースがありますので、飛行機に乗ってから、ゆったりしたお洋服に着替えてもいいかもしれませんね。

機内で倒れる方の理由の一つに、洋服で体をしめつけていることがありました。血流の悪い状態を防ぐためにも、すこしゆるめのお洋服がおすすめです。

 

指先ストレッチ

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むくみを取るには着圧ソックスも効果的ですが、私は苦手なので、他の方法を実践しています。機内ではスリッパに履き替え、足首をまわしたり、足指で「グー、パー」する軽い運動を行うようにすると、飛行機を降りた後に少し楽です。

到着前に、リラックスできる体操のビデオを流している航空会社もありますね。少し足先を動かせるように、大きな荷物(貴重品は手元にね)は上の棚に入れ、足元も広くしておくといいですよ。

 

ショールの活用

下半身が冷えてしまうと、血流がさらに悪くなってしまいます。機内の毛布などを使って足元を冷やさないようにしてくださいね。私は、ショールを必ず持っていき、少しでも身体を冷やさないようにしています。体を温かく保つには、身体の首部分、首や足首などを温めるといいそうです。

 

こまめな水分補給

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機内の乾燥は砂漠並み!こまめな水分補給は大切です。水分が不足するとかえって代謝が悪くなり、むくみの原因になってしまいます。出国時の手荷物セキュリティー検査を通過した後、ゲート近くの売店でお水を買って機内へ持ち込むこともできますよ。

食事サービスが終わった後も、飲み物は自由にもらえます。ヨーロッパ行きなどの長距離のフライトではギャレー(機内の食事を用意するキッチン)の近くに飲み物を用意してあるので、ベルト着用サインが消えている間は自由に飲んでくださいね。

でも、ワインやビールなどのお酒類はかえってむくみの原因になってしまいますので、飲みすぎには注意してくださいね。機内での飲酒は、地上の3倍酔いやすいと言われています。

飛行機を降りたら

機内でどんなに気をつけていても、100%むくみを機内で解消できるわけではありません。なので、ホテルに着いたら、まず足にシャワーをかけ、血行がよくなるように足先からふくらはぎを温めます。バスタブにお湯を張って足浴するのもいいですね。

さらに寝る前には、むくみ緩和が期待できる100%ナチュラルな精油を使って優しくケアします。そんなセルフマッサージに効果的な精油をご紹介します。

 

ジュニパー

お酒のジンの香りづけとしても用いられる植物です。デトックス効果が高く、むくみやセルライトに効果的な精油で、痛みを抑える働効果も期待できるので、歩きすぎてしまったときの重だるい足の痛みや筋肉痛にもおすすめです。

 

サイプレス

イトスギとも呼ばれ、画家のセザンヌやゴッホの絵画にも描かれている植物です。静脈うっ血・リンパうっ血除去作用が知られているので、むくみや冷え性に良い効果をもたらします。すっきりした森の香りが好きな方へのおすすめです。

 

サンダルウッド

白檀(ビャクダン)という名前で知られていて、日本の匂い袋にも使われている香りです。うっ血やうっ滞に効果が期待できます。

 

グレープフルーツ

血液やリンパの流れを促し、水分や老廃物を排出します。グレープフルーツの香りは脂肪燃焼効果があることでも知られている精油です。食べすぎも予防してくれるかも⁉

さわやかですっきりとした柑橘系の香りは、気持ちも明るくしてくれます。

ただし、光毒性(ひかりどくせい)がありますので、塗布した後は、2~6時間は直射日光(紫外線)に当たらないように注意してください。なので、おすすめは夜使用。

 

ユズ

体を温めて体内の老廃物を排出し、足のむくみや疲労回復に効果が期待できます。

特に、日本産精油の「ユズ」は、水蒸気蒸留法で抽出されているため、光毒性も心配がないので日中でも使えるのがいいですね。 

精油のおすすめ活用法

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旅に好きな香りを持って行くと、リラックス効果は抜群です。ご自身で好きな香りを見つけたら、バスソルトやアロマオイルを作っておくと、旅先で役立ちます。

バスタイム

お風呂にゆっくり浸かってリラックス。体が温まって血液やリンパの流れが良くなるので、むくみ解消に役立ちます。

精油をバスタイムに使うには、1,2滴をハチミツや、バスソルトに加えてお湯に溶かすことをおすすめします。精油は水に溶けないため、そのまま湯船に入れてしまうと直接肌についてしまい、肌荒れの原因になってしまうからです。

シャワーだけでも似た効果が期待できます。その場合は、精油を一滴足元に垂らし、その上からお湯を勢いよく流して、香りをたたせるようにしてください。 

セルフマッサージ

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体を温めた後は、お好きな香りのマッサージオイルを使って優しくマッサージすると、次の日の足の軽さが全く違います!

精油は、必ずキャリアオイルで薄めてから使ってくださいね。

キャリアオイル

植物の種や実から抽出された植物油です。代表的なものに、アルガンオイルやオリーブオイルがあります。

 

マッサージオイルの作り方

キャリアオイルに10mlに精油を1~2滴を入れて(ほんのり香りがつく程度)、よく混ぜてから使います。精油1滴は0.05mlなので、2滴入れると1%の濃度になります。

 

機内持ち込み注意点

平成23年12月13日付の国土交通省のHPによると、精油(アロマオイル)の持ち込みが可能になりました。

http://www.mlit.go.jp/common/001191459.pdf

持ち込み可能数量は、0.5リットル、又は0.5kg以下となっています。貨物室へ預けることができます。

日本の国内線・国際線ではOKですが、国によっては不可の場合もありますので、航空会社のHPで確認してくださいね。2017年に利用した外国のエアライン(キャセイパシフィック航空とカタール航空)は持ち込み可能でした。


まとめ

今回ご紹介した精油は、むくみの解消に役立つだけでなく、香りによる心と体のリラックス・リフレッシュ効果も期待できます。精油を使う時、一番大切なのは自分の好きな香りを選ぶことです。好きな香りをみつけて、元気に楽しく旅しましょう。

 

 

 

*むくみは心臓や腎臓など、内臓そのものに問題がある場合もあります。必要に応じて医師の指示を仰いでください。

*お肌の弱い方は、精油を植物オイルで薄めたあと、パッチテストをしてくださいね。

 

 

*1:ジェット旅客機は通常、巡航高度は約1万メートル)上空を飛行してます。国内線や国際線、近距離や長距離、ジェット機やプロペラ機、天候等でも高度は変わってきます。

日本からヨーロッパまでのように長距離になると4万フィート(約1万3千メートル)上空を飛行する場合もありました。

*2:気圧の低さに比例して酸素量も地上より20%も少なくなります。

*3:「富士宮ルート」(県道152号・県道180号線)2400mを基準としました